AKI INOMATA


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2008-2009 Aquarium, solenoid valve, personal computer, water, etc. h280×w380×d780cm

The floor of the room seems to be filled with water. When visitors walk around inside the room, they realize that it is not in fact water, but an illusion created by projecting the shadows of ripples of water onto the floor. A large aquarium hangs from the ceiling. The aquarium is lit by a mercury lamp, and the shadows of the ripples are projected onto a white floor. Water drips into the aquarium from a device above it. A computer program controls the rate of the drops, and the ripples that appear on the floor are constantly changing. Sometimes the ripples seem to be made by random raindrops, and sometimes the waves seem to be chasing around in circles. And sometimes a whole bunch of drops fall at once, making patterns like flowers in the water.

天井から水盤が吊るされている。水盤には水銀灯の光があてられており、水盤に溜まった水の波紋の影を、白い床面に映し出している。それにより、水深30cm程の水が溜まっているように見える。実際には水が存在していないにも関わらず、部屋一面に水が張られているかのように感じられる。観客は、その仮想の水の中に足を踏み入れることが出来る。 水盤には、その上の装置からぽたぽたと水滴が落ちている。ある時は、雨だれのように、ランダムに。ある時は、ぐるぐると追いかけっこをするように。また、ある時は一斉に落とされる水滴によって、花のような幾何学模様が波紋によって描き出される。部屋の中につくりだされた自然。憩いの場所だと思い、身をゆだねていると、だんだんと人工的な、自然ではありえない波紋へと変わっていく。周到なプログラミングによって、波紋は刻々と変化し、同じ姿を見せることはない。 不自然な自然によって得られる、違和感とリアル。0と1からなるコンピュータプログラムが生活に浸透し、欠かすことの出来なくなっている現在において、自然と人工の曖昧な境界を問う。

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